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このブログを読んでくださってありがとうございます。
画像も無いのに、足を運んでくださる皆さんに本当に感謝しております。
いままで読んでくださった皆さんはお気づきだと思いますが、
あいまいな表現、詩的表現を使わせていただいています。
これは、私の考えなのですが、
画像を載せたり、直接的表現をする事で
読者の方の想像力を止めてしまうのが残念と感じているからです。
たとえば、鞭一つとっても一本鞭がいいかた、バラ鞭がお好きな方、
千差万別だと思います。
シュチュエーションもまたしかり・・・
文章からご自分だけの世界を広げていただけたらと思っています。
また、当初私自身のプライベートな事柄は書かずにおこうと思っていましたが、
自身のトラウマをあえてさらけ出すことで
昇華させる一端にしたいと思いこの場を借りて書いてゆきたいと思っております。
かなり重く嫌な気分にさせてしまう事もあるかと思いますが、
小説でも読む気分で軽く読んで頂けたら幸いです。
また、特定を避ける、記憶の欠落がある事で時系列など
矛盾を感じる部分があるかもしれませんがお許しください。
こんなブログですが今後とも宜しくお願い致します。
木戸咲夜
主人を勤めるあなた。交歓中にふと孤独になったことはありませんか?縛られて
身動きのできない従者。どこからか木のきしむ音がする。女は眉をひそめ目を
閉じて、陶酔した表情のまま黙っている。そのようすを鑑賞している時に、ふと
自分がそこにいないような思いにとらわれてしまった経験が僕には少なからずあ
ります。従者は主人を取り残し、どこか違う世界に入っていってしまうのです。
僕は、まるで夕暮れに道に迷って途方にくれている子供のように、そこに立ち
つくしてしまうのです。言葉のひとつひとつに震える従者を思いのままにして
いた時には、確かに自分が支配していることの実感があったはずなのに・・・。
もちろんそれは相手によるわけですが、そんな時、主人はふと思ってしまったり
するんですよね。
「この従者が本当に仕えているのは、俺なんだろうか?」
交歓には主人が存在している場合と、従者が状況に酔っているといったような
ケースがあるような気がしています。仕えるがゆえの陶酔と、主人から離れた
心理的状況を従者自らが作りあげている場合があるのかもしれません。主人の
存在を否定してしまっている。と言えば過言なのかもしれませんが少なくとも、
そこには主人に仕えている喜びが交歓を成立させていないのです。主人は実在
ではなく、そこにいる象徴に過ぎない。ひょっとすると、そう言っていい交歓の
場があるのかもしれませんね。言い換えれば、その相手は象徴の傀儡ということ
になるのかもしれない。
もちろん、これは主人の側にだって言えることです。M女性というイメージは
とんでもない従者観を作りあげてしまったりもするものです。「奴隷のくせに」
「Mというのは」「そんなのMじゃない」「Mならば」・・・
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
そして、そんな言葉に違和感を感じてしまったことはありませんか?
これは実に本末転倒なんじゃないかと思います。僕が思う従者とは、「仕える
気持ち」ゆえに存在するものです。仕える形は、人それぞれだし、各々に生理的
な問題、心理的な問題はさまざまだと思うのです。あたかも、Mという絶対的な
資格条件(^^;があるかのような印象さえ持ってしまうことがあります。「Mかも
しれない」との思いを持っている人は、ほとんどがMです。それが、男のMの
イメージに照らしあわせ、「それなら私はMじゃない」と思う。そんなことが
多いような気がするのですね。Mに定形なんてないんじゃないでしょうか?願望
の形は人それぞれだし、多くの人にM性と呼べる欲求は明らかに存在するもの
です。
Mなんて特別なことじゃない。それを、とんでもなく特殊なことだとしているの
は男の作りあげた今までのSMイメージです。「プレイ」がすぐにできるか
どうかだけで「Mだ」とか「Mじゃない」とかジャッジする。都合のいい存在
ほどMと決め付け、あたかも特別な人種がいるかのようにあつかう(それはたん
にその人にとっての「見え方」に過ぎなかったりします)。都合が悪ければM
じゃないということになる。しかし、そういう輩につきあうくらいなら、SM
なんかに参加しない方がいいということは言えるかもしれない(笑)。
あなたのそばにも自分に都合のいいM像を作りあげて、そこに相手をあてはめ
ようとしていると言える人はいないでしょうか?そこにあるM像は実像ではなく
偶像ですよね。従者とはそれにあてはまろうと、演じること?そうなって
しまった時、「真の」主従関係が成立するかが疑問です。行為はお互いの願望が
結びついた接点に生まれる結晶です。行為があるから主従なのではなく、心の
結びつきの問題ですよね?従者は、形ではなく、心ゆえに従者だと僕は思うの
です。僕の場合、SMに求めているのは実像としての存在の触れ合いです。形
ばかりを追った時に、中身の本質を失ってしまう。それでは、心が求めるものは
満たされないんじゃないでしょうか?
あなたは実像として密室に存在していますか?偶像に過ぎませんか?
2004快楽の館 きまぐれショートモノローグより再掲
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どこへ行く?
何食べよっか?
今日ねネットで見たんだけれど・・・
仕事どうだった?
どこにでもある会話。
カップル、あるいは家族団らんでするような
なんでもない、日常の風景。
ご主人様と私のたわいもない会話。
世の多くの人はどんな光景を思い浮かべるのだろうか?
縛られたまま、ぽつぽつと浮かぶ話題を話す。
私が素に戻る大切な時間。
感じるのは性欲ではなくて、静かな平穏。
ご主人様が私だけのために考えてくださった縛り方。
どれだけ動き回ろうと決して緩まない縄。
その中で私はやっと安定する。
浮き沈みの激しすぎる心を現世に繋ぎ留める命綱・・
今日も骨に食い込む縄を感じながら話をしよう。
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ブログを始めたのは、まだまだ暑い時期だったのに、
もう木枯らしが吹く季節になりました。
いつも、あいまいで感覚的な表現の文ばかり書いていますが、
たまには少し違うことも書いてみようかなと思います。
ここ最近はすっかり縄がメインで
道具もほとんど忘れた頃にしか使わない私達ですが、
仲良くさせていただいているM女さんのブログを見たり
ツイッターの話をご主人様とお話していて、
「君もけっこう酷い目にあってるね」と
ニコニコ笑いながら言われ、
今更ながらそーだったんだ・・・と思う私^^;
そういえば・・・
抓られる。。手の調子が悪いときはペンチで抓られたしなぁ・・
もちろん肉が千切れ取れないよう加減はしてくださってるけれど、
考えたらひどい(笑)ですね。
身体中に便を塗りたくられ、残りを全部食べたし・・・
精液、尿は全部飲みます。一滴も溢さない様に飲むのは
何気に技術がいるけれど、ご主人様が下さる物は
何もかも全て愛おしくて頑張ってしまいます。
ご主人様には愛用の鞭・・うーん種類的には鞭に入るのか?
微妙ですけれど、ケインと鞭とパドルの合わさったような
特性をもつ、ある物があるんですが、
これは、今でも使っていただいてますが、
良く笑い話になっている事があるんです。
トータル200発くらい打って頂いた時のこと、
お尻から太腿の裏側にかけて一面真っ黒に・・・
青痣を通り超えてまるで墨を塗ったか、海苔を貼った様な黒色に^^;
しばらくは立つのも座るのも難儀でした(笑)
こうやって思い返してみると、
ご主人様だから受け入れられるんですけれど、
やっぱり酷いですね(笑)
ここに挙げたのはほんの断片ですが、
ご主人様にはもっとしてみたい事が、色々あるようです。
恐ろしさ半分、嬉しさ半分でその時を待ちたいと思います。
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2012.11.16 | Comments(1) | Trackback(1) | 日々
目が覚めるとご主人様の膝に抱かれていた。
逃げ場の無い世界で私は何処へ行っていたのだろう?
密室の中、柱を背に立ちご主人様に見つめられていた。
私もご主人様を見ていた・・・
そのあとご主人様と交わした会話・・
私は何も知らない・・・
知っているのは私の中のもう一人の私。
不意に聞こえた美しい金属の調べ、
どこか懐かしい子供の歌声。
起きなくちゃと何故か思った・・・
縄と汗にまみれて膝の上から見上げるご主人様の顔。
「ただいま」と言おうとして
口をついて出たのは「ご主人様大好き」だった。
私とご主人様の約束。
必ずご主人様の元へ戻ること・・・
だからこれからも戻ってこよう、「ただいま」と言えるように。
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2012.11.12 | Comments(0) | 月光浴
言葉は難しい。
優しく、暖かな心にもなれるし
冷たく、乾いた冷酷な心にもなれる。
投げかける側、受け取る側によって、
その意味までも変化してしまう。
それに人間は嘘をつく。
悪意がなくとも良かれと思って嘘をつく。
だからこそ、痛みが好きだ。
どんな言葉よりストレートに響いてくる。
痛みに意味は色々あるけれど
感覚そのものは純粋だから。
言葉を重視するご主人様
言葉を恐がる私。
こんな二人だからバランスが取れているのかも知れない・・
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熱い。
身体が燃えるよう。
そんな時ほど、欲望は強く燃え盛る。
軋む身体、軋む縄・・
ご主人様の重みを感じて、
身体の細胞一つ一つがプチプチと弾け飛ぶ。
熱に冒された脳みそはいとも簡単に、
沸騰し溶けてゆく・・・
縄に包まれ熱い肉塊になって転がってゆく。
熱吹く唇、滲む涙・・・
火照る身体を捧げたい。
ドロドロと溶ける心をご主人様に・・・
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2012.11.02 | Comments(0) | 月光浴
今日も水底からゆらりと外を見る。
ご主人様の用意してくださった安住の場所。
澄んで冷たい水の中を、
ひらひらと泳ぎまわる。
そこに手を入れられるのはご主人様だけ。
私の命はご主人様の手の中に。
もうここから出ることは無い。
小さな透明なこの世界。
全てを委ねて私は生きる。
私は小さな金魚・・・
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